top of page

調剤薬局のあれこれ

​処方せんについて

病院にかかると、お薬の内容を書いた紙(処方せん)が窓口で渡されます。

この処方せんは、保険調剤薬局にてお薬を出してもらうためのもの。

様々な場所に薬局はありますが、基本的に「保険薬局」であれば、日本全国の病院・医院の処方せんを受け付けることができます。(ただし、薬局によっては、処方せんに記載されたお薬を在庫していない場合もありますので、お待たせする場合もあります。)
待ち時間短縮の方法としましては、広域の医療機関など、医療機関によっては薬局へ処方箋を事前にFAXしてもらえるサービスもありますので、医療機関へご相談ください。

 

■処方せんについての注意点

①有効期限があります
 処方せんの有効期限は発行日を含めて4日です。期限内に薬局へ持参しないとお薬をお渡しすることができません。再発行には再度、医療機関を受診しなければいけませんので、ご注意ください。

②個人情報も載っています!
 処方せんには(お名前・生年月日・保険証番号)等が載っていますので、管理にはご注意ください。

お薬手帳について

■お薬手帳とは
 これまで服用したお薬の記録(どこで処方されたか、薬剤名、服用方法など)がつづってあります。

■お薬手帳の利便性について

 日頃受診していない医療機関に掛かった際に、問診等で「普段、飲まれている薬はありますか」と尋ねられることがあります。そのような時に、窓口にお薬手帳を出せば、何の薬をいつ、どのような服用方法で、どこからもらったか等の情報が分かりますので、お薬の重複や飲み合わせなどを確認でき、誤った服用を未然に防ぐことができます。

 また事故や災害などの時にも役立ちますので、ぜひ、お薬手帳を携帯されることをおすすめします。

ジェネリック(後発)医薬品について

■今までもらっていた薬と何がちがうの?
 大手製薬会社が莫大なコストをかけて開発していた医薬品には、20年~25年の特許期間が設けられています。この特許期間が満了になると、同じ有効成分を持つ同等の原薬を使って医薬品を作ることができます。

これらがジェネリック(後発)医薬品です。
​ただし、原材料からすべてが同一という訳ではありませんので、これまで飲んでいたお薬と効果が違うと感じる場合があります。
ジェネリックに切り替えられる際には、かかりつけの医師や薬剤師に相談されることをおすすめします。

お薬が残ったら…

■お薬の飲み残しはありませんか?

 医療機関から処方されたお薬がいつの間にか溜まってしまった、また自分で調整して飲んでいたら余ってしまった…ということはありませんか?

 余ったお薬は「残薬」と呼ばれ、そのまま定期的に医療機関にかかっているとどんどん手元の薬が増えて、どれがいつの薬か解らなくなってしまいます。

上手な調整の仕方としては、病院に行く前に残りの薬がどれだけあるかチェックして、それを医師に伝えると次の診察日までの薬の量を調整してもらうことができます。

数えるのが面倒だと感じられた場合は、余ったお薬を薬局へお持ちいただければ、その分を差し引いてお薬をお渡しできるように薬剤師から医師へ相談することができます。

一番大事なことは飲み忘れを防ぐこと。服用する量が多いために生じる飲み忘れであれば、お薬を服用時毎にまとめる「一包化」で解決することができます。

また飲む必要があるか迷った時は、医師に薬の精査をお願いしてみてください。

お薬を正しく飲むことにより皆さまの生活の質が向上が期待できます。

コロナ禍の医療機関受診、薬局の来局について

 現在、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、患者様が定期的な受診や来局をためらい、十分な医療を受けることができないケースが発生しています。
そのようなケースに対し、国が認める対応として、医療機関において”密を避ける”等の目的でオンライン、電話等による診察、服薬指導が認められています。
処方されたお薬についても、薬局へ直接お薬を取りに来ることなく、ご自宅への配達や配送等の手段を選ぶこともできます。
医師の指示が必要な対応になりますので、ご希望の方は医師へ
相談なさってみてください。

bottom of page